リスティング広告は出稿すれば、ほったらかしで効果が出るほど甘くはありません。
思わぬ暴走をしていないか、月間の予算に無事着地できるか、またパフォーマンスの改善も必要で、これらを他の業務がある中で日々運用していくには、なかなか頭が回らず大変な作業だと思います。
ということで、リスティング広告の運用担当者はどのようなポイントを見ていけばよいのか解説いたします。
リスティング広告の始め方
リスティング広告の始め方や設定方法は、まずはこちらをご覧ください。
それでは、リスティング広告の運用のポイントを見ていきましょう。
月間の予算と消化状況との乖離
もっとも見ておかないといけないのは、予算に対しての費用の消化状況です。
Google広告やYahoo!広告など各媒体の管理画面だけでは消化状況までは把握できないので、別でスプレッドシートなどで表を作り、日々管理するのがおすすめです。
不要なキーワードを除外ワードに設定する
- 1ヶ月以上運用しても表示が一度もないキーワード
- 6ヶ月以上運用しても獲得が一度もないキーワード
- コンバージョンに繋がりにくいノウハウ系キーワード
こういったキーワードは除外ワードに登録するのが良いです。無駄なキーワードは積極的に除外し、より注力したいキーワードに予算をかけるのが理想です。
しかし、今はパフォーマンスが良くなくても、狙いたいキーワードもあると思います。そういったキーワードは、品質スコアを改善すれば、狙い通りのパフォーマンスになる可能性があります。
マッチタイプの見直し
キーワードは部分一致、フレーズ一致、完全一致の順に絞り込みが強くなります。キーワードの登録初期は部分一致でも良いですが、そのまま放っておくと勝手にキーワードが広がり、狙っていたものから遠いキーワードで出稿されることがあります。
そのため、キーワードごとのパフォーマンスが把握ができた段階で、より注力したいキーワードは完全一致に絞り込むことをおすすめします。
広告が表示された場所を確認
ディスプレイ広告において、広告の配信先は非常に重要です。BtoBのコンサルティング案件にもかかわらず、キッズ向けYouTubeチャンネルに配信されているなんていうこともよくあります。
意外と盲点なのですが、広告の配信場所はチェックしておき、ターゲットと関係ないメディアに配信されいてる場合は除外設定をしておきましょう。
品質スコアを改善する
品質スコアが低いと、そのキーワードで広告表示される回数が少なくなったり、クリック単価が高くなったりするため、改善が必要です。できれば7点以上は欲しいところです。
品質スコアは、そのキーワードでのクリック率や広告文、誘導先ページとのマッチ率や、誘導先ページでのコンバージョン率など、かなりたくさんの要素で判断されています。
これらの要素は検索エンジンのみぞ知るところですが、そのキーワードを広告文に入れる、キャッチーなフレーズなどを用いてクリック率を上げる、誘導先ページと広告文とキーワードのマッチ率を上げるといった施策で改善を図ることができます。
10個程度のキーワードに絞る
これらの施策を行い、最終的にコンバージョンが狙える10個程度のキーワードに絞り、それらに予算を注力して配信するのが理想です。
できれば2日に1回は確認したい
これらの内容をできれば広告出稿中は2日おきには確認したいです。じわじわ乖離していくこともありますし、突然思わぬ暴走で予算のほとんどを使い切ってしまうこともあるので、運用担当者はそれらのトラブルにいち早く気付く必要があります。
また、日々改善をしないと、費用を垂れ流すだけというもったいない状況に陥ってしまいます。
とはいえ、リソースの問題もあるでしょうし、なかなかそこまで手が回らないかと思います。まずはWHITE DISHにご相談くださいませ。