本記事では、リスティング広告のキーワードの選び方を紹介しています。
リスティング広告はキーワードの選び方で成果が決まると言っても過言ではありません。
しかし、キーワードを選ぶ上で、
「キーワードの取得方法が知りたい」
「適切なキーワードの選び方が分からない」
「マッチタイプの活用方法が知りたい」
上記のような問題が生じるかと思います。
本記事では、リスティング広告運用を始めたが成果が出ない担当者様へ向けて、リスティング広告のキーワードの「選び方」「マッチタイプ活用方法」を紹介しています。
リスティング広告のキーワード選び方4STEP
リスティング広告のキーワード選び方を4STEPで紹介します。
下記手順に従って、実行してみましょう。
【STEP①】キーワードプランナーでリスティング広告キーワードを取得
リスティング広告キーワードの選び方STEP①では、キーワードプランナーを使ってリスティング広告キーワードを取得します。
キーワードプランナーを立ち上げて「新しいキーワードを見つける」を選択しましょう。
キーワードプランナーでは「キーワード」「Webサイト」2つの方法からキーワードの取得ができます。
キーワード取得方法 | 詳細 |
---|---|
キーワード | 入力したキーワードと関連したものを取得 |
Webサイト | Webサイトの内容と関連性が高いキーワードを取得 |
自社に合った方法でリスティング広告キーワードを取得してみましょう。
【STEP②】適切なキーワードの選定
リスティング広告キーワードの選び方STEP②では、キーワードのグループ分けをして、適切なキーワード選定をしていきます。
分けるグループは以下の通りです。
ブランドキーワード
ブランドキーワードは、自社のブランド名を含むキーワードです。
コストが非常に低く、品質スコアが非常に高いキーワードとなり、クリック率 とコンバージョン率が高い特徴があります。
商用キーワード
商用キーワードは「購入」「最安値」といったリスティング広告の中で最もコンバージョンが見込めるキーワードです。
商用キーワードは競合が強いので、入札単価を高額にする必要があります。
広範囲で購買ニーズが低いキーワード
広範囲で購買ニーズが低いキーワードは、購買にはまだ遠いキーワードです。
主に認知度向上を目的としたキーワードとなっています。
例えば「顔が大きい」「顔の歪み」「エラ」などの悩みのキーワードがこのグループに分類されます。
予算に余裕がある場合は、広範囲で購買ニーズが低いキーワードでも出稿しますが、予算が限られている場合は排除するべきキーワードです。
ロングテールキーワード
ロングテールキーワードは「商品名 選び方 初心者」など3〜4の単語で構成されるキーワードです。
キーワードの競合が少ないですが、商用キーワードと合わせて出稿することでコンバージョン率向上が期待できます。
【STEP③】キーワードにバリエーションと類義語を含める
リスティング広告キーワードの選び方STEP③では、キーワードにバリエーションと類義語を含めます。
例えば、「女性用 長袖シャツ」というメインキーワードがあれば、次のようにバリエーションを増やしていきます。
- 女性用長袖Tシャツ
- 長袖 レディースカットソー
- レディース長袖シャツ
- レディース長袖ブラウス
バリエーションを増やす時は、具体性を考慮して上で実行しましょう。
【STEP④】キーワードの並べ替えと整理
最後に取得したキーワードの並べ替えと整理します。
キーワード | 検索ボリューム | キーワードグループ |
---|---|---|
スニーカー レディース | 10万 | メインキーワード |
スニーカー レディース 安い | 1万 | 商用キーワード |
スニーカー レディース 最安値 | 1万 | 商用キーワード |
adidas スニーカー | 1万 | ブランドキーワード |
ハイカット スニーカー | 1万 | ブランドキーワード |
白 スニーカー レディース | 1,000 | ロングテールキーワード |
20代 レディース スニーカー | 1,000 | ロングテールキーワード |
靴ズレ 痛くない方法 | 1万 | 購買ニーズが低いキーワード |
靴擦れ 原因 | 1万 | 購買ニーズが低いキーワード |
ターゲットを絞ったキーワードのグループに分類することで、適切にターゲティングできるため、品質スコアが向上し、コストが削減されます。
キーワードの並べ替えと整理を実行する際は、下記ポイントを考慮しながら行うと更に良いでしょう。
- 各キーワードのパフォーマンス測定
- 必要に応じてリストを整理または拡張
- 具体的で関連性の高い広告を作成
マッチタイプを活用し無駄のないキーワード設定をしよう
最後にマッチタイプを活用し無駄のないキーワードを設定する方法を紹介します。
「マッチタイプ」は検索したキーワードに対して「どのようにマッチングするか」のオプションとなるため、キーワード選定には欠かせません。
Googleのリスティング広告では主に、以下4つのマッチタイプが準備されています。
部分一致
部分一致はキーワードの一部が一致してれば広告を表示するオプションです。
設定キーワード | 表示されるキーワード | 非表示のキーワード |
---|---|---|
シャツ レディース | 女性用 シャツ | 男性用 ジャケット |
絞り込み部分一致
絞り込み部分一致はキーワードのに「+」を付けることで、部分一致よりも範囲を狭めるオプションです。
設定キーワード | 表示されるキーワード | 非表示のキーワード |
---|---|---|
+トレーニングジム +渋谷 | トレーニングジム 人気 渋谷 | トレーニングジム 料金 |
ただし、絞り込み部分一致は、2021年7月で廃止予定のオプションとなっているので注意が必要です。
引用:Google広告 ヘルプ
フレーズ一致
フレーズ一致は、設定したキーワードを含み、かつ、語順が同じ場合に表示されるオプションです。
設定キーワード | 表示されるキーワード | 非表示のキーワード |
---|---|---|
トレーニングジム 埼玉 | トレーニングジム 埼玉 安い | トレーニングジム 安い 埼玉 |
完全一致
完全一致は、キーワードが完全に一致した場合に表示されるオプションです。
ボリュームは低くなりますが、よりコンバージョンが見込みやすいマッチタイプになります。
設定キーワード | 表示されるキーワード | 非表示のキーワード |
---|---|---|
レディース 靴 | レディース 靴 | 女性用 靴 |
まとめ
リスティング広告のキーワード選び方を紹介しました。
キーワードプランナーを活用して、パフォーマンスが見込めるキーワードを選定しましょう。
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