本記事では、リスティング広告における正しい広告文の作り方について紹介しています。
リスティング広告は、購買意欲が高いユーザーにアプローチできる運用型広告ですが、広告文や見出しを考える上で
「広告文の作り方が分からない」
「クリック率が向上する見出しを作成したい」
「参考になるタイトル・見出し例が知りたい」
上記のような問題が生じるかと思います。
本記事では、リスティング広告運用を始めたが成果が出ない担当者様へ向けて、リスティング広告における「正しい広告文の作り方」「クリック率が向上する見出し例」を紹介しています。
リスティング広告文の意味について理解しよう
まず、リスティング広告文の構成について理解しましょう。
リスティング広告文は以下3つの要素に分けられます。
広告見出し・タイトル
広告見出し・タイトルは、リスティング広告に青文字で掲載される要素です。
見出しは、ファーストビューとなるため、非常に重要な要素となります。
「Google広告」「Yahoo!広告」の広告見出し・タイトル規定は下記の通りです。
個数 | 文字数 | |
---|---|---|
Google広告 | 3個 | 30文字 |
Yahoo!広告 | 2個 | 30文字 |
説明文
説明文では、サービスまたは商品に関連する詳細を説明フィールドに追加できます。
「Google広告」「Yahoo!広告」の説明文規定は下記の通りです。
個数 | 文字数 | |
---|---|---|
Google広告 | 2個 | 90文字 |
Yahoo!広告 | 1個 | 80文字 |
パス・ディレクトリ
パス・ディレクトリは、LPのURL後に表示される要素です。
URL に名前を付けて、ユーザーがLPの内容を簡単に理解できるようにします。
「Google広告」「Yahoo!広告」のパス・ディレクトリ規定は下記の通りです。
個数 | 文字数 | |
---|---|---|
Google広告 | 2個 | 15文字 |
Yahoo!広告 | 2個 | 15文字 |
リスティング広告の正しい広告文の作り方
リスティング広告文の構成が理解できたら、実際に下記ポイントを参考にしながら、広告文を作成してみましょう。
検索する可能性のある広告文と完全一致するキーワードを使用
リスティング広告文では、できるだけ具体的に、ユーザーが検索する可能性のある広告文と完全に一致するフレーズを使用してください。
たとえば「男性用 Adidas Yeezy 350 靴」を検索クエリとした場合、広告文では「男性用 Adidas 靴」ではなく「男性用 Adidas Yeezy 350 靴」とまったく同じ単語を使用する必要があるということです。
見出し、説明文、パスにメインキーワードを含める
リスティング広告文では、全てに要素にメインキーワードを含める必要があります。
冒頭で紹介したようにリスティング広告は「見出し」「説明文」「パス」の3つで構成されています。
リスティング広告を出稿する際は、必ずこの3つにメインキーワードを使用してください。
見出しはシンプルに保つ
リスティング広告文では、見出しをシンプルに保ちましょう。
「キーワード + USP」という式を使用するのがベストです。
USPとは企業の強みを指します。
自社が提供するサービス・商品を一言で表せるような強みを考えて広告文を作成してみましょう。
見出しには数字を含める
リスティング広告文では、見出しに数字を含めると効果的です。
WordStreamによって行われたテストでは、数字付きの見出しがコンバージョン率を 217% 向上させることがわかっています。
参照:7 Ready-Made Google Ads Headline Formulas to Make Your Life Easy
数字を、正しく使用すれば、ストーリーを伝えるのにも役立ちます。
割引や大幅な値引きを強調するだけでなく、大量の情報を伝えるためにも数字を上手く活用し見出しを作成してみましょう。
LPと関連性を持たせる
リスティング広告文では、LPと関連性を持たせる必要があります。
LPと関連性を持たせることで、コンバージョン率の向上や広告表示順位にも影響を与えるためです。
例えば、広告文とLP内容に関連性がないと、広告をクリックしたユーザーの離脱率は増加します。
そうなると広告費は無駄となり、更にGoogleから関連性がない広告と判断され、広告の掲載順位が低下するデメリットもあります。
クリック率が向上するリスティング広告のタイトル・見出し例
クリック率が向上するリスティング広告のタイトル・見出し例を紹介します。
下記例を参考にタイトル・見出しを作成してみましょう。
括弧またはハイフン(記号)を活用した見出し
【】などの括弧でくくられた説明が付いている見出しは、そうでないものよりも38%の優れた成果を上げていることが分かっています。
さらに、コロンやハイフンを含む見出しは、パフォーマンスが9%向上します。
これらが有効なケースは、多くの情報を含む場合です。
例えば「アフィリエイトガイドブックを初心者向けに無料配布中!」のような見出しよりも、【初心者向け】アフィリエイトガイドブックを無料配布中!とした方がユーザーが見出しを見た時に内容が分かりやすくなるということです。
エンゲージメントが見込みやすい最適な長さの見出し
リスティング広告にはエンゲージメントが見込みやすい最適な長さがあります。
Buzzsumoによると12 ~ 18 文字程度の長さが一番最適と言われています。
上記図は、12 ~ 18 文字の見出しが、平均して最も高いレベルのエンゲージメントを生み出していることを示しています。
「Google広告」「Yahoo!広告」では、それぞれ30文字までの見出しを設定できますが、12 ~ 18 文字を目安とした見出しの作成をおすすめします。
まとめ
リスティング広告の広告文について紹介しました。
今回の内容を元にクリックが見込める見出しや広告文を作成してみましょう。
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また広告運用も行なっておりますので、お気軽にご相談くださいませ。