マッチタイプはリスティング広告のリーチ数を左右する重要な設定ですが、マッチタイプについて考える上で、下記のようなお悩みはないでしょうか?
「マッチタイプの意味が理解できない」
「マッチタイプの使い分け方が知りたい」
「自社に合ったマッチタイプが知りたい」
本記事では、リスティング広告運用を始めたが成果が出ない担当者様へ向けて、リスティング広告のマッチタイプ「概要」「正しい使い分け方」を紹介しています。
マッチタイプとは
Googleリスティング広告のマッチタイプは、広告表示に関する設定方法です。
「ユーザーの検索キーワード」と「設定キーワード」の一致度を設定することで、広告運用を改善することができます。
マッチタイプの種類は4種類
まずは、リスティング広告のマッチタイプ4つについて紹介します。
【マッチタイプ①】完全一致
マッチタイプ完全一致は、ユーザーが検索したキーワードがキャンペーンで入札したキーワードと完全に一致する場合に広告表示される設定です。
例えば、キーワード「メンズシャツ」であれば「メンズシャツ」と検索したユーザーに対して広告が表示されます。
完全一致のメリット・デメリット
メリット | ターゲットを極限まで絞り込むことで、無駄なクリックが発生しなくなり、費用を抑えることができる |
---|---|
デメリット | キーワード管理も難しく、ユーザーを取り逃がすリスクも高くなる |
【マッチタイプ②】フレーズ一致
マッチタイプフレーズ一致は、キーワードと並びが一緒であれば、広告表示される設定です。
「カフェ 渋谷」でキーワードを登録していれば「カフェ 渋谷 安い」「オシャレ カフェ 渋谷 安い」のキーワード検索でも広告表示します。
しかし「渋谷 カフェ」と語句の順番が入れ変わった場合は、広告表示されません。
フレーズ一致のメリット・デメリット
メリット | ターゲットを極限まで絞り込むことで、無駄なクリックが発生しなくなり、費用を抑えることができる |
---|---|
デメリット | キーワード管理も難しく、ユーザーを取り逃がすリスクも高くなる |
【マッチタイプ③】絞り込み部分一致
マッチタイプ絞り込み部分一致は、設定語句が含まれていれば、順番等に関係なく広告表示する設定です。
「スエード 靴」というキーワードを登録していれば「靴 スエード」「靴 おしゃれ スエード」といったキーワードでも広告が表示されます。
絞り込み部分一致のメリット・デメリット
メリット | 類義語はマッチされないため、関連性の高いユーザーに対してアプローチができる |
---|---|
デメリット | 慎重にキーワード選定しないとリーチが減少する可能性がある |
※絞り込み部分一致は、2021年7月中に使用できなくなるので注意しましょう。
【マッチタイプ④】部分一致
マッチタイプ部分一致は登録したキーワードの類似語に対しても広告表示する設定です。
「メンズ 腕時計」というキーワードを登録すれば「腕時計 SEIKO」「メンズ ウォッチ」などのキーワードでも広告を表示します。
部分一致のメリット・デメリット
メリット | 多くのユーザーに対して広告を表示できるので、ブランド認知も期待できる |
---|---|
デメリット | ターゲットが広くなるのでコンバージョンから遠いユーザーが広告をクリックする可能性も高くなる |
正しいマッチタイプ使い分け方
最後に正しいマッチタイプ使い分け方を紹介します。
費用を節約しつつCVを上げたい場合は「完全一致」がおすすめ
費用を節約しながらコンバージョン率を上げたい場合は「完全一致」が適しています。
ただし、完全一致を利用するには「自社にとって価値のあるキーワード」を把握している必要があります。
キーワードの中には、異常にクリック率やコンバージョン率が高いキーワードがあります。
自社でそのキーワードを把握しているのであれば、完全一致に予算を多く投入することで、費用対効果の高いリスティング広告が可能となるでしょう。
意図しないクリックを避けたい方は「フレーズ一致」がおすすめ
意図しないユーザーからのクリックを避けたい方は「フレーズ一致」を活用しましょう。
「フレーズ一致」は除外キーワードとして活用されることが多いためです。
例えば「サービス名 解約」「サービス名 退会」などマイナスなイメージのキーワードを「フレーズ一致」にて除外することで、意図しないユーザーからのクリックを避けることが可能です。
商品複数取り扱う企業の場合は「部分一致」がおすすめ
商品を複数取り扱う企業の場合は「部分一致」がおすすめです。
例えば「キッチン家電」を検索するユーザーが「食器洗い機」「電子レンジ」を販売するWebサイトにアクセスするかもしれません。
このアクセスは、ユーザーが最初に探していた目的ではなかったとしても、コンバージョンに繋がる可能性が十分あるためです。
まとめ
リスティング広告のマッチタイプについて紹介しました。
各マッチタイプを組み合わせて最適なリスティング広告運用を実施しましょう。
インハウスでのマッチタイプ選定が困難な場合、我々WHITE DISHはインハウス運用支援も行なっております。
また、リスティング広告運用代行も行なっておりますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。