Google広告の新しいキャンペーンタイプのパフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)を活用すると、リスティング広告効果を最大化することが可能です。
しかし、パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)を利用する上で、
「どのようにパフォーマンスが最大化するのか知りたい」
「配信方法がわからない」
上記のような課題が生じるかと思います。
本記事では、リスティング広告運用の担当者様へ向けて、パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)の「概要」「メリット」「配信方法」を紹介しています。
リスティング広告効果を最大化するパフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)とは
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)とは、リスティング広告と相性の良い、Google広告の新しいキャンペーンタイプです。
機械学習により、すべてのGoogle広告枠にて、パフォーマンスを最大化しながら、広告配信できるのが特徴です。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)の仕組み
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)は、スマート自動入札を使用してパフォーマンスを最大化します。
広告主は、マーケティングの目標を決め「広告文」「画像」「動画」などの広告クリエイティブと「オーディエンスのシグナル」を設定します。
この設定を元に、Google広告の機械学習が各要素を自動で組み合わせをして広告配信するのがパフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)の仕組みです。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)のメリット
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)のメリットは下記3つです。
コンバージョンの向上
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)を活用すると、コンバージョンの向上が期待できるのがメリットです。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)では、機械学習とアトリビューションテクノロジーを使用して、最適化された広告を適切なタイミングでユーザーに表示します。
β版でのテスト段階では、パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)を活用すると、これまでと同様のCPAで、コンバージョンが平均13%増加するというデータも発表されています。
参考:Performance Max campaigns launch to all advertisers
新しい顧客にリーチできる
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)を活用すると、新しい顧客にリーチできるのがメリットです。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)では、単体キャンペーンでGoogle広告のあらゆる広告枠に出稿できます。
そのため、これまでリーチできなかったユーザーに対してもアプローチが実現できます。
豊富な分析情報を活用できる
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)を活用すると、豊富な分析情報を活用できるのもメリットです。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)では、自動化がどのように機能しているか確認できるため、改善策を知るヒントにもなります。
また、組み合わせレポートを使用すれば、さらに広告パフォーマンスを向上するためのクリエイティブも作成できます。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)配信方法
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)配信方法を紹介します。
下記手順を参考に、キャンペーンを作成してみましょう。
①導入要件確認/h3>
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)の導入要件として「コンバージョントラッキングの設置」が必須です。
画像やロゴに関しては「レスポンシブ広告用」と同じ要件のものを使用し、動画を活用する場合は、10秒以上の動画を採用します。
配信期間に関しては約4週間が推奨となっています。
②対応しているキャンペーンを選択
Google広告管理画面から「販売促進」「来店数と店舗売上の向上」「見込み顧客の獲得」のいずれかを選択します。
その後「パフォーマンスの最大化」のキャンペーンタイプを選択してください。
③予算・入札戦略設定
続いて、予算・入札戦略・ターゲティング設定を設定します。
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)では、配信面の指定は不要となっており、入札戦略に関しては、下記4つから選択が可能です。
- コンバージョン数の最大化
- コンバージョン値の最大化
- 目標コンバージョン単価
- 目標広告費用対効果
③アセットグループを設定
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)では、広告グループではなく、アセットグループを設定します。
アセットグループとは「画像」「見出し」「広告文」「動画」「オーディエンスのシグナル」で構成されたグループです。
このアセットグループで設定した要素が各広告枠に配信されます。
アセットグループで設定できる項目は下記の通りです。
アセットグループ設定項目 | 概要 |
---|---|
画像 |
15個まで 横長の画像(推奨サイズ1200×628) 正方形の画像(推奨サイズ1200×1200) 縦画像(推奨サイズ960×1200) |
ロゴ | 5個まで(推奨サイズ128×128) |
見出し | 5個まで(半角30文字) |
長い広告見出し | 5個まで(半角90文字) |
広告文 | 4個まで(半角60文字) |
行動を促すフレーズ | 自動(推奨)/詳細/申し込む、などから選択 |
会社名 | 半角25文字 |
オーディエンスシグナル |
ユーザー属性 カスタムセグメント ユーザーの興味関心 選択データ(リマーケティングなど) |
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)の活用方法
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)は、すでに運用しているキャンペーンと併用しましょう、
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)は、機械学習機能を利用したキャンペーンとなるため、パフォーマンスが安定するまでに時間がかかるためです。
また、Google広告では、パフォーマンスが見込める可能性が高いキャンペーンから優先的に配信されるので、運用中のキャンペーンと重複する心配もありません。
まとめ
パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)は、機械学習を使用してすべてのGoogle広告枠でパフォーマンスを最大化するキャンペーンタイプです。
もし、パフォーマンス最大化キャンペーン(P-MAX)について、お悩みであれば、我々WHITE DISHにご相談ください。
また、運用自体をおまかせしたい場合も、運用代行も行っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。