リスティング広告レポートのポイントを解説しています。
リスティング広告レポートを分析する上で、
「リスティング広告レポートの切り口がわからない」
「代理店から渡されたレポートの見方がわからない」
上記のような課題が生じるかと思います。
本記事では、リスティング広告運用の担当者様へ向けて、リスティング広告レポートのポイントを「インハウス運用」「代理店利用」別に紹介しています。
リスティング広告レポートを分析する前に抑えておくべきポイント
リスティング広告レポートを分析する前に抑えておくべきポイントは下記の通りです。
設定したKPI（ROAS、CPA、コンバージョン数）が一番大事
リスティング広告レポートでは、設定したKPIが一番大事です。
KPIとは、最終的なゴールまでの達成度を測定する指標です。
リスティング広告レポートでは「ROAS」「CPA」「コンバージョン数」などの指標を利用します。
例えば「見込顧客や新規顧客を増やしたい」というゴールであれば「コンバージョン数」をKPIとして設定して、レポートで達成度を確認します。
リスティング広告レポートに必ず含める指標を理解する
リスティング広告レポートを作成するときは、必ず下記指標を含め、意味を理解するようにしましょう。
| 必ず含める指標 | 概要 |
|---|---|
| インプレッション | 広告が表示された回数 |
| CTR（クリック率） | 広告表示に対するクリックの割合 |
| CPC（クリック単価） | 平均クリック単価 |
| CV（コンバージョン数） | コンバージョンを達成した数 |
| CVR（コンバージョン率） | コンバージョンを達成した訪問者の割合 |
| CPA（コンバージョン単価） | 1コンバージョンあたりの単価 |
| ROAS | 広告費用回収率 |
| ROI | 投資収益率 |
短期レポートだけは見えない課題もある
リスティング広告のレポートを分析するときは、短期レポートだけでは見えない課題もある
ことも理解しましょう。
例えば「CVに繋がらない無駄なクリック」を月次レポートで分析しても、少額なので気になりませんが、年間レポートで見ると、数万円の費用を無駄にしている可能性があります。
短期レポートだと、このような無駄な費用を見逃す可能性が高いので、年間レポートも上手く活用しなくてはいけません。
リスティング広告レポートのポイント【インハウス運用の場合】
インハウス運用の場合は、下記切り口を参考にリスティング広告レポートを作成するのがポイントです。
キャンペーン・広告グループごとのCPAまたはコンバージョン数
リスティング広告レポートでは、キャンペーン、広告グループごとに「CPA」または「コンバージョン数」を確認しましょう。
ただ「CPA」または「コンバージョン数」を確認するのではなく、事前に設定したKPIとすり合わせるのがポイントです。
地域別のコストとパフォーマンス
検索ボリュームやユーザーニーズは、地域によって異なるため、地域別のコストとパフォーマンスをレポートで確認する必要があります。
例えば、より多くのクリックが見込めている地域をレポートで確認できれば、地域の入札単価を調整して、さらにパフォーマンスを向上できます。
時間・曜日別のパフォーマンス
時間別のパフォーマンスをレポートで確認すると、時間と曜日ごとに広告がどのように実行されているか確認できます。
ユーザーニーズと競争は時間で変動するため、時間別のレポートで競争が変化する時間を特定できるでしょう。
結果を参考にすれば、入札単価を調整したり、日次および週次の広告スケジュールの微調整も可能です。
広告クリエイティブ
リスティング広告では、広告クリエイティブ別のレポートも確認しましょう。
各広告文別のクリック率を確認して、結果を元に入札単価を調整します。
「クリック率が高い広告文＝ユーザーニーズに合った広告文」となるため、ユーザーの検索意図を把握するのにも役立つレポートになります。
リスティング広告レポートのポイント【代理店を利用している場合】
代理店から上がってくるレポートでは下記3つのポイントを確認してください。
コンバージョン数の変化
コンバージョン数が先月と比べて増えたか減ったかを確認しましょう。
コンバージョン数が減っている場合は、そこから原因を深堀します。
例えば、コンバージョン数は減っているが、クリック率は減っていない場合、広告ではなく、LP上に問題があると予測できるでしょう。
広告運用代行に特化した代理店を利用している場合、自社にてLPを最適化する必要があります。
CPAの変化
代理店から上がってくるレポートのCPAの変化も確認します。
リスティング広告では、CPAを下げながらコンバージョン数を増やしていくのが基本です。
例えば、広告予算を追加で投入した場合は、その分コンバージョン数を増やす必要があるので、CPAがしっかり維持できているか確認しましょう。
コスト（広告配信目的が売上である場合）
ECサイトのような、広告配信目的が売上である場合は、コストを確認する必要があります。
代理店から上がってくるレポートにてROASを確認しましょう。
ROASとは広告費に対して得られた売上を％で表す指標です。
ROASが100％以下だと、リスティング広告によって利益が出ていないということになります。
また、代理店利用の場合、毎月の手数料も加味して広告の費用対効果を見ていく必要があります。
まとめ
リスティング広告レポートのポイントを解説しました。
リスティング広告レポートをさまざまな切り口で分析すると、パフォーマンスを改善できます。
もし、リスティング広告レポートについて、お悩みであれば、我々WHITE DISHにご相談ください。
また、運用自体をおまかせしたい場合も、運用代行も行っておりますので、お気軽にご相談くださいませ。
